回顧~2022年度のウエストミンスター日本人教会を振り返って
2022年のウエストミンスター日本人教会の年間標語は「愛を追い求めよう」(コリントの信徒への手紙第一13章13節~14章1節)でした。
【回顧】
ウエストミンスター日本人教会は、過去10年間、長井正人牧師の「愛」をテーマとした年間標語のもと歩んでまいりました。その結果、その愛の実りが教会全体に行きわたり、ホスピタリティにあふれ、礼拝に訪れる誰もが居心地の良さを覚える温かい教会に成長していることがうかがえます。
長井正人牧師が掲げられた、2013年から2022年までの標語を以下に記します。
2013年 「教会を愛する信仰によって歩もう」(コリントの信徒への手紙第一12章13節)
2014年 「愛のために労苦しよう」 (テサロニケの信徒への手紙1章3節)
2015年 「愛を身に着けよう」 (コロサイの信徒への手紙3章14節)
2016年 「愛を行って歩もう」 (ローマの信徒への手紙12章10~12節)
2017年 「キリストの愛に満たされる」 (エフェソの信徒への手紙3章18~19節)
2018年 「キリストの愛を伝えよう」 (コリントの信徒への手紙第二5章14~15節)
2019年「キリストの愛に生きる」 (ヨハネによる福音書13:34~35節)
2020年「お互いの愛を祈り合おう」 (フィリピの信徒への手紙1:9~11節)
2021年「神の愛に励まされる」 (ヨハネの手紙第一4章10節)
2022年「愛を追い求めよう」 (コリントの信徒への手紙第一13章13節~14章1節)
10年にわたる長井牧師の伝道と牧会は、ウエストミンスター日本人教会にしっかりとした愛の基礎を据え、堅実な教会として整えるものとなったと思います。その結実として、4月17日のイースター礼拝では、Y.N.兄とT.R.姉の加入式とY.W.姉の洗礼式がもたれ、また、6月26日にはL.B.姉とY.Y.兄の成人洗礼式がもたれました。さらに7月31日には、E.Y.ちゃんが幼児洗礼を受けられました。いずれもウエストミンスター日本人教会にとって、家族が与えられる大きな喜びにあふれる礼拝となったことでしょう。
2019年から3年も続いているコロナウィルスによるパンデミックは、世界規模で人々から交わりを奪い、対面式の礼拝と活動のほぼすべてを凍結し、教会を翻弄する厳しいものです。そのような厳しい状況における牧会と教会形成の働きは、決して容易なことではなかったはずです。教会は、長井正人牧師の献身的な御奉仕に心から感謝すべきでしょう。
ウエストミンスター日本人教会が記憶すべき出来事は他にもあります。4月24日(日)にY.G.姉が(85歳)が天に召されました。私はY姉にお目にかかれませんでしたが、姉妹は神の永遠の約束への信仰を堅く持ちつつ地上での生涯を全うされたことと想像します。私たちもY姉のような信仰の人として天に凱旋できるように歩んでいきたいと願います。
2022年、創立45周年という節目を迎えたウエストミンスター日本人教会は、8月に牧師交代という大きな過渡期を迎えました。新しい牧師を迎えることで、教会の至る所で変化を経験し、戸惑われる方もおられたことと思います。そんな中にあっても牧師と家族を愛して受け入れてくださり、多くの祈りとお支えをいただき、牧師家族は平安のうちに新しい地での生活をスムーズに始めることが許されています。皆様の愛と忍耐に心から感謝いたします。
これからも、神の愛の教会としての歩みを共に続けていきましょう。
牧師 小澤寿輔